ある冬の朝、リラックマとコリラックマはお部屋でぬくぬくしていました。
「ちょっと寒くなってきたねぇ」と、リラックマがのびーっと背伸びをすると、
コリラックマが毛糸のかごを指さしました。
「これ、巻いてみようよ!ファッションだよ、ファッション!」
2匹は赤と青の毛糸を交互に手に取り、お互いの頭にくるくるくる。
毛糸のリースみたいに巻き付けて、鏡の前に立つと――
「…なんか、かわいいかも?」
「むふふ、あったかいし、おしゃれだねぇ」
毛糸を巻いたまま、2匹はお散歩に出かけました。
道を歩いていると、キイロイトリがびっくり。
「なにそのスタイル!? 斬新だけど…似合ってる!」
その日から、町では毛糸巻き巻きスタイルがちょっとしたブームに。
でも、リラックマたちは流行なんて気にしません。
ふわふわ、あったか、そしてちょっと笑える。それが一番大事。
夜、お布団の中でコリラックマがささやきました。
「またあした、もっと長い毛糸でやってみようね!」
「うんうん。…でも、巻きすぎて転ばないようにしないとねぇ…」
そう言って、ふたりはくすくす笑いながら眠りにつきました。【いつも読んでくれてありがとうございます。アイドル、テレビと本について語るこのブログの読者登録お待ちしています!】